妻のがん体験記【あるあるその8】~日に日に不安が大きくなる②~

おはようございます。
月曜日担当のホーリーです。

 

妻の手術日が刻一刻と近づくにつれ、自分の不安が大きくなっていっているなんてことは、手術を受ける当人にはとても言うことが出来ません。

 

なのでここでも、なるべく自然に、なるべく日常と変わらずと、自分に言い聞かせるように日々を過ごしていました。

 

成す術もなく、手術前日を迎え、用意した入院支度を車に積み込み病院に向かいました。

 

その道中は、あまり覚えていません。ただ事故は起こさないようにと、うろたえる気持ちをその時ばかりは打ち消して運転に集中するようにした記憶はあります。

 

病院に到着すると、まずは入院のための手続きを受けるため、指定された窓口へ向かいました。

 

そこにはこちらが想像していた以上に待っている人がおり、もちろんそれが全て入院手続きのために待っている人達ではなかったのですが、何らか同じような事情の、退院前の支払い待ちの人なども含め本当に沢山の人がいて驚きました。

 

これだけ大勢の人がいて、毎日のように、何組もの患者さんが、妻と同じように入院し手術を受けるのか。なのになぜ、周りに自分ががんだという人はあまりいないのか。

 

窓口前の椅子に座りながら、漠然とそんなことを思っていました。

 

受付が終わると、病室の場所と部屋番号を教えられ、その病棟の窓口でまた受付があることを教えられました。

 

病院が複数の棟に分かれており、どのエレベーターに乗って、どの階で降りて、そこからどの様な道のりを辿るかなどの説明もあり、改めてこの病院がどれほど大きいのかを知りました。

 

少し迷いながらも指示された窓口に辿り着き、そこで病室への案内を受け、妻のベッドに荷物を置きに向かいました。同じ部屋には、妻と同じ日に乳がん手術を受ける人達が数組いました。

 

家族と思われる人達が、同じように寄り添っている姿を見て、きっと皆治療を受ける本人が不安にならないようと思いながら、自分の不安とも闘っているのだろうなあなどと、同士の様な感情を勝手に抱いたことを何となく覚えています。

 

その後はとても慌ただしく、入院に関する基本的なこと、これから受ける診察や検査、家族に対する面会時間等の説明、そして手術当日の流れやタイムスケジュールなどを淡々と説明されました。そこから妻は、移動を繰り返しながら様々な科を渡り歩からき、検査や診察を受け続けていきました。

 

著:ホーリー  乳がんの妻を持つ地方公務員

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