誰もがピンピンコロリで死にたい

2022年5月28日

“私は健康、あなたは病気”
そう伝わってくることが辛い時期がありました。
悪気がないのは分かってるんですけどね。
むしろ善意の場合もあります。

“私は健康、あなたは病気”
という言動があると、
え?いきなり上から目線?と感じてしまいました。
他人事なんだな〜とも感じました

『あなたは病気』だと、もうすぐ死ぬ人と見られている?そんな気もしたんです。
でも、死んでからでないと死ぬという根拠がないのが、がんという病気です。

また、自分は死なない、130歳まで生きる、死ぬまで健康、死ぬ時にはピピンコロリというような表現。自分より年上の人から言われるのなら全く違和感ないのですが、同年代や年下の人に言われることで、そこそこ傷つきます。

抗がん剤治療真っ只中で副作用に苦しんでいる時に、このピンピンコロリをSNSで目に止めてしまったんです。誰もがピンピンコロリで死にたいです。それができずに病気と戦っている人がいることを忘れてはいけないですよね。

小児がんの親が見たら?20代で病気になる人もいます。

でも反発すれば、「がんだからおかしなことを言うようになってしまった」となってしまう・・・。

今なら思えるのですが、
“私は健康、あなたは病気”
という言動があったのなら、逆に「そうよ、私は病気よ!」って甘えちゃえば?
病気だから、あれもできない!これもできないの。健康なあなたがやって〜っとニコって甘えるのです。
反発するよりも笑顔でいることの方が大事!

3年前の自分にも言いたいです。
がんになったことに理由なんてないのだから、もっともっと堂々としていればいいのです。
笑っていても泣いていても流れる時間は同じなんですから。

 

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