理由のないことに後悔しない
2021年12月14日
おはよございます。
ピュアスマイルスタジオの下澤です。
今日は、『がん』と『後悔』について書きます。
がんに罹患すると、なぜか今までしてきたことに後悔をします。
あの時、別の選択をしていれば罹患しなかった。何に対しても自分が悪かったと感じてしまいます。自分が悪かったからがんになったと思い込んでしまうんですよね。
本当に不思議。
がんに罹患することに理由はありません。
(唯一、タバコとがんとは関係がありそうです)
がんは、加齢の病気とも言われ、2人に1人と言われるその多くは50代以降の人です。2人に1人にしてはみなさんの周りにがんの人が少ない理由の一つはここにあります。
よく、糖質がよくないとも言いますが、極端な摂りすぎがよくないと言うことであり、食べたからがんになることとは大きく違います。
がんになることに理由がないなら、罹患したことを後悔する理由もありません。
だから、がんの人は後悔しないでください。
無駄な感情です。
がんの人が、それまでの行動を後悔することには、周りの環境が大きく関係しています。そこで、周りの健康な人に振り返っていただきたいのです。
後悔させていませんか?
甘い物を食べすぎているからだよ。
仕事ばかりしているから。いい加減に仕事辞めるよね。
このような言葉が、がんに罹患した人に、今までの生きてきた人生や生活を後悔させていることに気づいていただきたいのです。
朝から晩まで毎日生クリームを食べていたり、朝昼晩と毎日ラーメンを食べ続けていたら、それは、がんに限らず病気になる可能性は高くなるのは分かります。
でも、生クリームが好き、ラーメンが好き、なレベルでは、がんになる理由にはなりません。
仕事とがんも、全く関係がありません。専業主婦ががんになることもあります。過度なストレスを溜めないことは大事ですが、仕事を一生懸命することと、がんに罹患することは全くの無関係です。
罹患した人に
「○○だからだよ」
と言うのは、やめましょう。
無意識のうちのに、大好きなあの人を傷つけることになります。
それなら、その人の好きなもの、大好きなものを一緒に食べに行ってあげてください。
基本的に、医者に制限されている以外のものなら、食べたいものを食べていいのが、がんという病気の特権です。
特に、抗がん剤の副作用には「味覚障害」という厄介なものもあります。それであるなら、食べられるもの、味の分かるものを一緒にさがしてあげることも、親身に寄り添うことになります。
仕事で頑張りすぎてしまう人なら、仕事を辞めなさい!ではなく、仕事を手伝ってあげてください。あなたにできることをやってあげればいいのです。
その人は、仕事が大好きなはずです。がん告知を受けただけでも傷ついているのに、また、辛い治療を受けているのに、一番大事な仕事まで取り上げたらどうなりますか?
そういうことです。
NPO法人 ピュアスマイルスタジオ
下澤純子