一日、一日を大切に生きる
2023年7月10日
がんになって良かったと思ったことはないけど、
がんになったから気づけたことはあります。
その一つが、毎日を大切に生きるということです。
(写真は、海水浴で混む前の九十九里浜)
長年、保険の仕事をしていると、お客様と一緒に将来のことを考えます。
保険は将来のためのものだし、現在病気の人は入りにくいからです。
そのために『ライフプランニング』というものを作ります。
人それぞれ、10年後、20年後にどうなっていたいという夢があり、具体化していくのです。
その夢が一瞬で壊れてしまうことがあるなら、病気になってしまった時でしょう。
でも、変な言い方だったらごめんなさい。
人は、いつ亡くなるか分からないのです。
明日亡くなってしまったら将来はありません。
そのことを健康なときには当然に忘れています。
私もきっと忘れていました。
また、病気になる前の話ですが、働く女性対象の講演では、将来こうなっていたい!という夢のある人はなかなかいませんでした。家事、育児、仕事で追われる毎日で精一杯なのです。もっと今を楽しめばいいのに、と感じていました。
将来を考えることは、もちろん大事。
それでも今を全力で生きることはとても大事です。
できれば笑顔で生きていきたいですよね。
がんをきっかけに、物事を後回しにしなくなりました。
おそらく、大きな病気をされている人は同じでしょう。
私の場合、さらにせっかちになって!と思われているかもしれません。
でも、悔いのない人生にしたいので、さらにせっかちになってみようと思います。
NPO法人ピュアスマイルスタジオ
下澤純子