パパの、がんと仕事・子育て奮闘記1 ~身体に違和感を感じた日~

2022年3月1日

PSSの理事をしている長尾です。私は21歳ともうすぐ19歳の大学生の子供をもつがん経験者のシングルパパです。私は東京都の公立中学校で非常勤講師として音楽の教師を30年以上続けて、TV番組や音楽関係の撮影・編集の仕事も同じく続けています。

中学校では11月末ごろに合唱コンクールが行われることが多いので、音楽の授業では9月から本格的に合唱の練習が始まります。そのためどうしても声を出し続けることが多く、合唱コンクールが終わるころにはのどが痛くなるということは例年の恒例行事です。
家では小学校に通う2人の子供の家事と、ビデオ編集の仕事もしていました。仕事が終わりビールを飲んで疲れて椅子の上でそのまま寝てしまい、夜中に寒くて起きるということも何度もありました。

2013年11月にのどに違和感を感じ地元にある家族で通っている耳鼻咽喉科に受診。毎年のことなので特に気に留めていなかったのですが、のどを見るなり先生の顔色が変わり、「いつもののどの腫れではないです。地元で大きな病院を紹介するのでそこでちゃんと診察してもらいましょう」と言われました。紹介された病院は五反田にあるNTT東日本関東病院でした。

がんにかかっているかもという一抹の不安がよぎりましたが、病名も確定していないので前向きにいこうと思っていました。離婚して子供2人を育てて学校と撮影の仕事と家事であわただしく駆け抜けていたのでちょっと休憩するくらいの気持ちでした。

NTT東日本関東病院で診察をして、先生に質問すると色や形状などからがんの可能性が高いですが、正式な診査結果が出るまで1週間くらいかかるのでご家族とお越しくださいとのことでした。

実家の犬山に住む母親にその旨を伝え、急遽母が状況し、先生とその診断結果を聞くことになりました。
結果は中咽頭側壁癌。入院し治療・手術が必要とのことでした。
先生に状況をちゃんと理解したいので、ステージと治る確率をちゃんと教えてくださいとお聞きしました。

「のどのリンパが腫れているのでステージ4です。咽頭がんは比較的治る確率が高いですが、治る確率は約60パーセントです」と宣言され、すぐに入院の手続きをすることとなりました

その時のFacebookのお知らせの文章が以下です。

2013年12月5日
ご報告。一人一人にお伝えするのには時間がないのでまずここでお伝えします。

2週間ほど前から喉が腫れて、耳のすぐ下のリンパも腫れました。いつも行く地元の耳鼻咽喉科に行っても改善せず、いつもと症状が違うので大きな病院(五反田のNTT関東病院)に紹介状を書いてもらい先週11/27に観てもらい、病理検査もして12/4に確定診断がくだりました。中咽頭側壁癌です。覚悟はしていたので子供達には伝えてあります。3ヶ月の治療を要するとのことで完治確率は半分。

来週9日からクリスマスまで入院し、経過をみて来年手術なりをすることになりそうです。

完治目指して頑張ってきます。

以上です。

 

これが、パパのがんと仕事・子育て奮闘記の始まりです!

 

次回のブログ「パパの、がんと仕事・子育て奮闘記2 ~がん告知から治療まで~

著: 長尾聖生(きよみ) ピュアスマイルスタジオ理事

私は21歳と19歳の大学生の子供をもつ、がん経験者のシングルパパです。私は東京都の公立中学校で非常勤講師として音楽の教師を30年以上続けて、株式会社オール・コレクトを作りTV番組や音楽関係の撮影・編集の仕事も同じく続けています。マライア・キャリーからオーケストラ撮影・TV撮影・CM・YouTube配信など守備範囲は広範!


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