まさかね、自分が「がん」になるとは
2021年12月7日
こんにちは。
ピュアスマイルスタジオの下澤純子です。
「がん」の人はみんな、まさか自分が「がん」になるとは想像していませんでした。健康な人が、「がん」のことをどうしても他人事に感じてしまうのは、まさか自分だけは「がん」にならないと、無意識ながらも思い込んでいるからでしょう。考えたくない、と言う表現が合っているのかもしれません。
恐らく、罹患してしまった人も、その瞬間に、『まさか』と思ったはずです。
2人に1人とか、言っているのに不思議ですよね。
そういう私も、要精密検査の段階になっても自分は「がん」にならないと思っていました。
何というか、考えることが嫌でした。大事なことなのに現実逃避したいんです。特に、マンモグラフィーでF判定を伝えられ、早めの精密検査が必要と分かっていても、2ヶ月以上放置。大きな病院での予約はさらに待つことになります。
ところで人はどうして『まさか』と思うのでしょう。
何も準備していないからです。想像したくないから、現実逃避したいから、あえて目を向けようとしません。準備と言うのは、「がん」を知ることをしてこなかったと言うことです。または、仕事で忙しすぎて、人間ドックを受けていなかったり、要塞検査も、まぁいいか!とスルーしてしまったり。
先日、子宮がんを克服した、タレントの原千晶さんの講演を聴く機会がありましたが、やはり、私は大丈夫!という現実逃避が原因で、ステージⅠからステージⅢへ進行してしまったという話をしていました。病院での定期検診を途中でやめてしまったそうです。私もすごく気持ちは分かりました。シングルマザーの頃に罹患していたら、再検査も受けていなかったかもしれません。忙しいことに逃げてたかもしれません。そのくらい怖いんですよね。
やはり、定期的な検診は必要です。
早期に発見されて早く治療を始めれば、根治を目指せる場合も増えています。
健康な人は、誰にでも起こり得ると分かっていながら、まさか自分だけは罹患しないと思っています。
脅しでも何でもないし、神経質になる必要もありませんが、定期的な検診だけは受けてくださいね。
これも脅しではありませんが、私の場合は、年に1度のマンモグラフィに加えて超音波検査をしていました。2年に1度だったら今頃生きていなかったかもしれません。
NPO法人ピュアスマイルスタジオ
下澤純子