がんの人と、そうでない人が歩み寄るための方法
2021年11月30日
こんにちは。
NPO法人ピュアスマイルスタジオの下澤です。
みなさんの周りに、がんの人はいますか?
今どきの抗がん剤
がんの人が生きやすくなるためには、周りの人の協力が必要です。
一昔前ほど、不治の病ではなくなっているものの、それだけ医療が充実してきているわけで、罹患した人は長い治療期間を強いられています。
抗がん剤の副作用も、だんだん楽にはなってきているようですが、それでも全然平気という人はいないでしょう。むしろ苦しいです。
がんの人と、そうでない人が歩み寄るためには
身近な人が罹患しないかぎり、なかなかがんの人を分かろうとはしないものです。
ただ、あなたに話していないだけで、身近な人ががんである可能性はあります。
2人に1人ががんということを考えても、少なすぎますよね。
この原因の1つは、がんは、加齢の病気であること。罹患した人の多くが50歳以上です。私も患者の中では若い方なのです。
もう一つの原因は、やはり水面下なのでしょう。がんであることを、あなたには言えない、または、誰にも言えないのかもしれません。
そこで、みなさんにやったほしいことがあります。
がんでない人
身近な人ががんでないかぎり、難しいとは思うのですが、『大事な人のがんを知る』ということをしてみてください。あの治療がいい!この病院がいい!という情報を伝えるよりも、まず、その人のがんを知ってください。
本来、知らなければ、治療法などの情報提供はできないはずです。
同じ部位のがんでも、様々なタイプがあります。
がんの人
まずは、周りに甘えることです。
だって、辛い治療をしているのですから。それだけでハンデです。甘えて、周りにいろいろやってもらってやっと平等です。
そして、自分の体調を細かく話すことをしてください。こうこうこうだから、こうしてほしい。言いにくいのは分かります。でも伝えるということを意識してみてほしいのです。本当は察してほしいですよね。でもみなさん忙しい。察知力は別のところで使います。罹患すれば、治療中も、手術後も、治療後だって不調が続きます。元気な人は知らないことです。罹患したみなさんだって、元気なときには知らなかったでしょ?
このようなことが、がんの人とがんでない人が歩み寄る、第一歩に繋がります。
意識してみてくださいね。
NPO法人ピュアスマイルスタジオ
理事長:下澤純子