がんとお金③ ~見た目対策費として、脱毛以外にかかるお金~

2021年12月27日

こんにちは。
ピュアスマイルスタジオの下澤です。
今日は、がんとお金の話、第三弾です。
見た目対策費!脱毛以外にかかるお金についてです。

がんとお金②見た目対策費

 

【見た目対策 爪!】

抗がん剤治療により、爪がボロボロになるという話を聞いたことがあるでしょうか。抗がん剤を重ねるうちに爪はだんだん黒くなってきます。そして割れてきます。そこでお勧めなのがネイルです!抗がん剤治療中の人のネイルを禁止している病院は少ないはずです。爪が割れないようにガードしてもらい、その上に敢えてド派手なネイルをしてほしいのです。

ブルーだったりイエローだったり、普段は選ばないデザインにチャレンジしてみてください。この際、キラッキラにするのもアリです。

やはり、モチベーションアップにもなるし、看護師や、薬剤師が喜んでくれます。普段、ネイルができない職業の人たちですからね。

友人に、ネイリストに向けて勉強中の人がいました。彼女はお姉様を乳がんで亡くしています。お姉様の爪を見ていることからも、私の爪を守ってくれることになりました。3週間に1度ぐらいネイルチェンジをしてもらい、基本は明るい色。そして、かわいいデザイン。夏にはスイカ柄とかね。

看護師や薬剤師がに、「シモサワさん、今日はどんなネイルで来るか、楽しみにしてたんですよ~」と言ってもらえることが嬉しかったです。

このネイルですが、私はお友達割引が適応されましたが、搭乗は、通常は1度に1万円前後はかかりますよね。3週間に1度、手術のための入院の直前までお願いしていました。

 

【見た目対策 目の下のクマ】

抗がん剤副作用により、涙目という現象が起こります。夜に仰向けで寝ていると悲しくもないのに涙がどばっと流れます。それが耳に入り中耳炎にもなるという。毎晩涙が流れるうちに、目の下が、ピリピリ沁みるように痛くなります。そして黒くなります。看護師に相談したところ、乾燥であることが分かりました。なんと、1ヶ月ぐらいでなくなるような小さい容器で1万円する美容液を紹介してもらい、購入することになります。現在も使っています。

 

がんになると、残念ながら容姿が変わってきます。というよりも、抗がん剤の副作用により変わってしまいます。でも対策法がいくらでもあるし、ほんの少しだけの辛抱です。

がんでないみなさんに分かってほしいことがあります。容姿が変わってきているということは、抗がん剤が効いている、がんと闘ってくれているということです。だから、決して可哀想ではないはずです。哀れみではなく、応援してください!

 

がんとお金、3回の予定でしたが、お金に関することでもう一つ重要なことがありました。お金がかかる上に収入が激減するということです。次回は、がんとお金の最終章として、がんと仕事の関係、補填するための保険について書きますね。

 

NPO法人ピュアスマイルスタジオ
下澤純子

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