パパの、がんと仕事・子育て奮闘記20 ~日常生活 再発前5か月の様子~

こんにちは。
火曜日担当、ピュアスマイルスタジオの理事の長尾です。

前回までのお話はこちらから

 

前回お知らせしたように、4月から治療をしながら日常生活に戻り仕事も再開しました。母のサポートがあり子育てや、食事・洗濯・掃除などは分担できて大変助かりました。
そういう環境にない人は、公的サポートや友達・近所付き合いなどできるものを使いストレスをため込まないことが大切です。品川区では学校の授業が終わった後スマイルスクールという学校内で預かすシステムがありますので親が家にいない時にはそういうものを利用することも良いと思います。
仕事は生活するために必要です。ずっと休んでいるわけにはいきません。日常生活は健康に気を付けて過ごしましたが、この年の12月に定期検査で再発が確認されました。今回はそれまでの日常の軌跡の一部です。


2014年7月13日(日)

先週は学校の成績処理などに追われて忙しかった。
うちの電気ピアノのヤマハ「グランタッチ」の音が数音鳴らないことがあり、所々鍵盤の戻りもおかしいため内部をチェック。グランタッチの打鍵までの構造は通常のピアノとほぼ同じ。ハンマーと棒がボンドで留めてあるけれど一部が取れかかっていた。
去年も直したけれど購入から20年近く経っていて経年劣化は否めないのでこの際なので88鍵全部外して直した。以前出張修理で3音程度の修理で2万近くした覚えがあるので、88鍵だと10万近くいくかも?
私の身体もこの調子で治ればいいけれど(*^^*)

唾液の量がまだ戻らないので喉の痛みはまだある。食欲は問題ない。味覚はかなり戻っている。お酒や刺激物は喉に影響があるのでNG。

 

2014年7月25日(金)
今日は慌ただしい一日。
学校は夏休み期間ですが。朝9時から10時半まで教えていた世田谷区立瀬田中学校で合唱コンクールのピアノ伴奏の指導を昨日に引き続き行う。そして自宅にトンボ帰りしその足で綾音が欲しがっていた浮き輪を自宅そばのイオン品川シーサイド店で買う。
11時半に自宅に戻り、一口昼食のご飯を方張り、13時からニュース取材の仕事の為、自宅から自転車で10分の品川区民公園に為ダッシュで向かう。

テニスの杉山記一プロが毎年品川の小中学生にテニスを教えるイベントの撮影である。私の日野学園で教えていた時の教え子のY君(中3)が地域大会で優勝したりととても上手になっていた。時々彼が杉山プロのお手伝いをしているのを見てその成長に驚いた。

その取材が終わるとすぐ自宅に戻る。私の持っている特許の年金を支払う為特許庁に車で向かう。抱っこしながら飛行機や車のシートベルトに赤ちゃんをつなぐことができるもので、ドイツとアメリカでも特許を取ったが未だ商品化に至らず。どなたか社会貢献を考えているお金持ちを紹介してください(*^^*)
シートベルト補助具 – 開放特許情報データベース

母を車で連れて行くことも少ないので特許庁へ車で一緒に行き、支払いが終わったら、すぐに帰らず皇居の周りをドライブ。

そうこうするうち夕方天王洲アイルで別の取材があり撮影をしてやっと20時半に帰宅すると、龍のグローブの紐が切れていることが判明。私がやろうと一瞬思ったが道具がないと流石に出来ない。龍は明日試合があるので、夕飯も食べず六郷土手近くのベースボールパークという野球用品店に向かい修理してもらう。

 

2014年7月26日(土)
午後から夕方まで近くの浜川中学校で行われた浜川まつりの取材に行った。うちから近いので知り合いも多く、浜川中学校の音楽部の先生は私が以前伊藤学園で教えていた頃の同僚の先生である。ママさんコーラスや吹奏楽の演奏など色々を撮影した。
撮影後、知り合いのディレクターのKさんとその後輩のKさんと落ち合う。

「長尾ファミリーで隅田川の花火大会が見たいね」ということだったが、綾音は同級生の家族に誘われて高尾山に行って不在、龍は野球で18時半に帰って来たので、シャワーを浴びさせ急遽車で母と龍と私とKさんと一緒に花火を見に行った。

夕飯は家の近くのOKストアでおにぎりやサンドウィッチや惣菜を買い込んで車の移動中に済ませた。首都高出口は混んでいたが20時少し前到着。いい場所も見つけて見物できた。2つの会場から打ち上げられる花火と後方に東京スカイツリーが見える場所でなかなか良かった。ござをひいて長机にお酒やスイカを並べて楽しんでいる下町の花火見物の様子も体感出来た。監視員のおじちゃんも最後の方はしっかり花火を見物していた。
今回少しだけだが母に花火を始めて見せることが出来た。去年の12月から私の看病と子供達の世話で来てくれている母にほんの少しだけでも恩返しになればいい。

 

2014年7月29日(火)
通販で購入した腹筋を鍛えるマシーンが到着。私は直射日光にずっと当たるのは良くないのでこれで体力を戻して腹筋を鍛えるぞ!

 

2014年8月13日(水)
私の誕生日。午後から郡上八幡に向かう。私の生家が残っていてそこで過ごすのが夏と正月の定番。
私は郡上八幡の生家2階で産婆さんに来て貰って生まれ、育ちは小学校の3年まで名古屋空港そばの愛知県西春日井市の豊山町。小学校はイチローと同じ豊山小学校。小学3年で犬山に引っ越して高校まで犬山で育つ。郡上八幡と犬山二つがふるさとで思い入れが強い。両方とも城下町という共通点がある。
水の街と言われる郡上は人情も適度にあつく過ごしやすい。
俳優の近藤正臣さんが終の住処として都会を離れ郡上八幡に居を構えているのも良く分かる。

龍に郡上踊りの定番「かわさき」を教え少しだけ踊った。後は私一人で一眼レフカメラ片手に夜中まで色々撮影した。外国人の団体を撮影していたら友達になった。


この写真はiPhone5で撮影

 

2014年8月15日(金)
今日は帰京の日。郡上八幡から犬山に戻る。小学6年でピアノを辞めた龍だが合唱コンクールのピアニストに立候補して夏休みはピアノの練習。曲は「時の旅人」。夏休み終わりでオーディションがある。昨日友人の仙石君にも応援されたのでがんばって欲しい。

片手で練習する時はもう一つの方を私が担当する。まだまだ練習量が少ないけれど責任持って続けてくれたらいい。

実家のピアノは私が小学校に入学する時買って貰ったものでもう40年以上経っていて音の出ずらいものがあった。完全に修理すると20万くらいはするとのことで本体の現在の中古実勢価格を上回る。修理にチャレンジしたけれど、部品や工具もなく完全な修理は無理と判明。掃除と簡単な調整で終了。
さてもう少ししたら出発。小牧のキンブルで買い物、豊山バッティングセンターでバッティングを子供達として名古屋で美味しいものでも食べて車でゆっくり帰ります。

 

2014年8月23日(土)
今日は19時から21時まで品川区役所前の小料理店で鈴ヶ森中吹奏楽部OB会があった。サプライズで私の誕生日(8/13)のケーキを頂いた。私の闘病を知った人達が企画してくれた温かい会。美術の教師で吹奏楽部の顧問もされ尊敬する谷口先生が明日誕生日ということもあり二人で仲良くロウソクの火を消した。楽しい会が終わり集合写真を撮った。

吹奏楽部の指導で出会った仲間との繋がりが四半世紀に渡って脈々と続いている。仲間の有り難さを感じる一日だった。
二次会は大井町駅すぐそばのマクドナルドでお茶会。

私にとって久しぶりのプライベートのプチ外出なので、子供達は祖父母の家に預けた。龍だけ明日の野球の練習の為夜帰って来た。
私は明日オーケストラの撮影の仕事が川崎のミューザ川崎で有り朝からいないので、朝食と昼食の用意をしようと急いで帰宅。
先に寝ているはずの龍が帰ったらまだ起きていた。ゴキが一匹いたらしくビビって寝れないとのこと。私が明日の昼食用のカレーを作ったのでもう少ししたら寝ます。

 

2014年8月28日()
子供達の宿題がまだ終わらない。今日は一日子供達と一緒にいたが、龍は数学のワークが約半分の15ページ、英語の日記も半分残っている。手付かずのものが読書感想文、自由研究など大物。綾音の読書感想文もまだ終わらない。
このままではいい加減な感想文と自由研究になりそう。
部屋も整理整頓が出来ていないので片付けをする。
今日は掃除、洗濯、食事作りで一日終了。ここ一週間撮影で家を開けることが多かった。目を離すと宿題をほったらかしにして遊んでいるお気軽な子供達。やる気スイッチはどこなんだーー(≧∇≦)

写真はここ数日の食事のもの。3人家族なので賢い主婦だと一月4〜5万でいけるらしいけれど、愚主夫の私はそうはいかない。(今は母がいてくれて4人)

忙しいと外食やお寿司のパックなどで済ませることもありエンゲル係数がメチャ高くなるので、ここ数日は冷蔵庫の中にあるものなどでリーズナブルに済ませることにする。
(といいつつアイスクリームなどのおやつや果物、菓子パンなどの副食は結構かかっている)
高い食材は当面買わないぞ!

今日の夕食は乾物のキクラゲと春雨があったので子供達の希望でスープにする。手軽で美味しい。あとは冷凍してあったシシャモ、肉野菜炒め、納豆と卵、春雨とシーチキンのサラダ。
食事の時は娘は少し手伝ってくれるが、息子は食べ終わったらそのまま。な注意して何とか片付けさせています。

 

以上が、当時の様子です。

生きた証を残そうとFacebookにいろいろ残していました。その中で子育て、サポートしてくれている母親、教え子たちとの交流、食事などをピックアップしました。

撮影と学校講師のダブルワーク、シングルということで日常生活と子育ては病気になる前とほぼ変わらなくなりました。サポートで実家から来てくれている母親の存在がものすごく大きかったと実感しています。

子供は私の血のつながっている大切な存在ですが、所有物ではなく人格のある存在です。
他人を変えることは難しいとよく言われます。

自分の子の場合も同様で、こうした方がより良いとわかっていても思うように子供達の行動変化までには至りません。ココロに余裕がないとイライラが募ります。これは誰しもが感じることでしょう。私の場合は母が来てくれたのでまだ救われています。喉のがんですので、お酒が飲めません。病気を直そうという気持ちが強く全く飲みたいと思いませんでした。仕事はやりすぎるとストレスですが、全く違う仕事を2つしているのもある意味気分転換にはなりました。

母が東京で生活する上で役に立つようにと犬山から住民票を移し,東京で高齢者用の無料バスをもらいました。これのおかげで都バスの通っているところをいろいろめぐっていたようです。美智子さんの実家跡地の公園は何十回と行っています。

その中でもうちから2つ先のバス停のイオン品川シーサイド店で買い物をした帰りに、買い物のビニール袋をかかえてバスで帰ることが多かったように思います。

自分の4人の子育てをした母が孫と長男である私のサポートでいろいろしてくれたのは感謝しかありません。
孫の子育てに関しては、母は見守るというスタンスでした。母は自分のことを「ひろちゃん」と呼ばせていました。
母が何度注意しても子供達がゲームに夢中で朝なかなか起きず、不甲斐なく涙を見せていたこともありました。

当時母は70代後半でした。食事を作ったり選択をしたりなどは無理のない範囲で手伝ってもらって、疲れたら休んでもらいました。気分転換で散歩や東京見物などをして東京ライフを楽しんでもらいました。

子供は私の血のつながっている大切な存在ですが、所有物ではなく人格のある存在。
他人を変えることは難しいように子供も同じ。
ココロに余裕がないとイライラが募ります。ストレスを抱えることは身体によくないので気分転換をすることは大切!

次回は再発がわかった時の様子などをお知らせします。

 

 

 

次回の話はこちら「パパの、がんと仕事・子育て奮闘記21 ~がん再発~

著:長尾聖生
ピュアスマイルスタジオ理事

私は21歳と19歳の大学生の子供をもつ、がん経験者のシングルパパです。私は東京都の公立中学校で非常勤講師として音楽の教師を30年以上続けて、会社を作りTV番組や音楽関係の撮影・編集の仕事も同じく続けています。

 

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