がん専門医の押川先生のYouTube動画 ~緩和ケア=モルヒネと思ってない?

2021年12月17日

緩和ケアとは、“呪いの言葉”とも呼ばれています。もう最期だという呪い言葉です。

モルヒネに関してですが、昔は医療麻薬の取り締まりがかなり厳しく、ぎりぎりまで使わないものだったようです。どうしょうもないから使う。その後,早い時期に亡くなる。このような昔の話が今も多くの人の頭に中にあり、誰かが緩和ケアを受けたという情報があると噂話が固定化されてしまいます。

今は、使うときには使うし、手術の際にも使うことがある。また、心不全にも使うと押川先生はおっしゃってます。

進行していなくても、緩和ケアは大事な治療の一環であり、決して最期ではありません。時間とは関係ないということです。

それでも確かに、緩和ケア=モルヒネ の印象は強いですね。
もう最期だという印象が付けられてしまいます。

緩和ケアは、その人の困ったことに焦点を合わせる治療です。
初期でも苦しんでいる人がいます。早めに緩和ケアを導入することがあります。

私も、罹患するまでは知りませんでした。
でも、がんになり、私も緩和ケアを受けています。いろいろ受け入れられないことが多く(治療法ではなく、他者からの見られ方で)『暮らしの保健室』というところの看護師さんにお世話になっていました。

このように、罹患した人の困りごとに対しての治療が、緩和ケアです。

早く、誤解が解けるといいな~

 

ページトップへ