社労士をはじめ、キャリアカウンセラーの中でも、がんに罹患した側についてくれるような専門家が増えることを期待
2022年3月30日
おはようございます。
ピュアスマイルスタジオの下澤です。
保険会社には、がん経験者の採用をしている会社と、絶対に採用しないという会社があります。
がん経験者が保険会社に入社した場合、保障の必要性を正しく伝えられるし経験を話すことができます。治療法を分かっていない状態で保障を売る場合より、自分の治療法を話すことができれば、説得力があるはずです。
それでも採用が難しいという理由。
それは、保険会社は福利厚生がしっかりしているからです。入社したその日から有給休暇があります。半休という形で半日だけ休むこともできます。がんである人間を入社させて、数字もとれずに、ずっとお休みされたら保険会社も困ります。そう説明されると腑に落ちます。当然なことでもあります。
反面、がんになってから保険会社に入社したという営業がいます。経歴や人柄見て採用を決めている会社もあります。
がんは2人に1人だから!ということで保障を説明している保険会社にも、バッサリ採用しません!という会社と、積極採用するという会社があるということになります。
生きるための治療をしてきたがん経験者を、採用しないという会社は保険会社だけではありません。むしろ多いようです。
がんに罹患した社員
がんであることを知られたくない。偏見で見られることに耐えられない。迷惑かけることに耐えられない。休んでいる時に、全く会社から連絡がないと、もう必要ないのではないかと思ってしまう。結果、退職の道を選び再就職が難しくなってしまう。
企業側
企業側は、がんになった人を、どう扱っていいか分からない。休んでいる人に、どう連絡して、何を言ったらいいのか分からない。どこまで仕事をやらせてえばいいのか分からない。
やはり、企業側と、がんになった雇用される側の人との間に入る専門家がもっと必要でしょう。社労士を初め、キャリアカウンセラーの中でも、がんに罹患した側についてくれるような専門家が増えることを期待しています。その専門家が、がん経験者であればとても心強いです。
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NPO法人ピュアスマイルスタジオ
下澤純子