私たちができること
2025年10月18日
こんにちは。ピアカルテ(ピュアスマイルスタジオ学生会員)の阪田心春です。
9月に行われた第五回奏ミーティングについて紹介します。
2歳で脳腫瘍を発症し、現在も通院中の小泉彩夏さんをゲストに迎え、病気・障害と向き合いながら生きるということについてお話しいただきました。
小泉彩夏さんのお話
2歳の時に脳腫瘍を発症し、現在も通院を続けられ、27歳の時に高次脳機能障害と診断され、現在は就活中です。
学生時代に困ったこと
・病気のことを周りに打ち明けづらい
社会人になってから困ったこと
・就職活動中に自分の病気のことを話すと内定がもらえない
・ハローワークの障がい者雇用を専門的に扱う職員も、自分の病気や状況をうまく理解してくれない
(自分と同じ病気を持つコミュニティの人の方が、ハローワークの職員よりも理解があった)
このようなことから、今の社会はすべての人が快適に生活できるように設計されていないのだという気づきがありました

また小泉さんは、病院に通うこと自体、気分が沈んでしまったり、マイナスなことと捉えてしまいがちなため、通院する日は美味しいものを食べたり、好きなことをするなど、病院に行くことをマイナスから、プラスに気持ちが変わるよう工夫をしているとの話が印象的でした。
美味しい入院食がある病院というのも気持ちが前向きになれるとのことから、治療以外のことも患者さんにとって大切であることが分かりました。
私たちができること
医療従事者側が患者さんに寄り添うということはもちろんですが、私たち一人ひとりが取り組めることもあります。
それは「明るい気にかけ」です。
「がん」の場合、通院のためにやむを得ず学校や仕事を休んだり、遅刻、早退する日があります。その時に気まずい空気を作るのではなく、いってらっしゃい!応援してるよ!という明るい空気を作ることが大切です。

また、病気や状態について、無意識に興味で質問をしてしまうことにより、相手の気持ちを悪くしてしまうことがあります。
それよりも、「何かあったら言ってね」「あなたの力になりたいと思っているよ」「応援しているよ」という温かい言葉をかけることが、言う側も言われる側も優しい気持ちになり、安心できる世の中に繋がると思いました。






