治す努力をしたことが自信になる

2022年6月23日

こんにちは。
ピュアスマイルスタジオの下澤です。
今日は、生きようとした経験が自己肯定感に繋がっているというお話です。

「自分は、がんになっても治療なんてしないからさぁ」とか、「私は、ちゃんと運命を受け入れる。だから治療はしないよ」など、けっこう言っている人がいて、私も直面しました。

それ、本当かなあ。

自分はがんにならない前提だから、死なない前提だから言えるのでは?と思ってしまいます。
そして、がんの人には言わない方がいい言葉です。

 

ここからは、がんの人に向けて。

どんなに苦しくても、どんなに泣いても、生きようとしたことが経験になります。生きようと努力したこと、がんを治そうと努力したことが、いつの間にか自信にもなっています。辛いときには気づいていないだけ。

がんになるということは、それほど自己肯定感を下げてしまう出来事です。

でも、がんでない人が経験できなかったことを、経験することができました。
きっと、生きていくための自信になっています。

がんに罹患した人に、自己肯定感を上げなさいとは言いません。そんなこと言われたくないことも分かっています。
私ね、自己肯定感なんて、むしろ低くてもいいと思っています。

弱いところが、他の人に経験できなかった強さへと繋がっています。

だから泣いても大丈夫です。むしろ泣いた方がいいと、なかなか泣けない私は感じています。たまに爆発して大泣きした後、妙に体と心が軽くなるからです。

一度、どん底を経験していれば、もう這い上がるしかありませんからね。

運命ではなく、現実をきちんと受け止めて、治す努力をしているって、人として素敵です。

NPO法人ピュアスマイルスタジオ理事長
下澤純子

 

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