味覚障害という抗がん剤の副作用は、食べることが好きな人にはキツいかな。でも2ヶ月の辛抱
2021年5月28日
こんにちは。ピュアスマイルスタジオの下澤です。
今日は、パクリタキセルという抗がん剤の副作用のひとつ、味覚障害について書きます。
けっこうしんどいですが、私の場合は2ヶ月ぐらいで終わりました。
私を知っている人は分かっていますね。お酒は飲めないけど食べることが大好き。「がん」になっても1㎏も痩せていないどころか、自分可哀想病で動かなくなったこともあり体重は増えています。
具体的に言うと、カレーがヨーグルト味に感じます。ごはんにヨーグルトをかけたような?辛いのではなく酸っぱいのです。
大好きなチョコレート!今までは板チョコなら1枚全部食べられたのに。味が全くしないんです。チョコレートの食感で味がしない。これ最悪です。気持ち悪いだけ。
全体的に味が分からないというか、味がしなくなる?
だから、最悪なのは料理です。
味見をしてもしても薄く感じるので、ものすごく濃い味になります。
夫が胃薬買ってきてても、私の料理の味付けのせいだと気づかないくらい、味を感じることができなくなります。
こんなときご主人は、優しく教えてあげた方がいいかも。くれぐれも「優しく」ですよ。
どうしても味の分かるものを探してしまう私です。ソース味のたこやきなら味が分かり、美味しいと感じました。一時期はたこやきばかり食べていました。そりゃ太りますよね。
あと、当時のことで思い出すのが、『赤だしの味噌汁』なんです。そんなに味噌汁が好きなわけではなく、どちらかと言えば白味噌派なのですが、なぜか、赤だしの味噌汁が欲しくなるんです。中身は豆腐でもなんでもよかったのですが、味噌は赤だし!不思議な副作用です。
人により、この味が分かる!も、あれが食べたい!も違うと思うのですが、“つわり”とよく似ています。
そう気づいてからは、“つわり”のときのように、食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べよう!と決めました。食べなければいけない、痩せてはいけないという思い込みから解放されたら楽になりました。
治療が終った今は、痩せないといけないのですが、似たような生活をしてしまってることが大問題です。
抗がん剤の副作用には、今まで知らなかったことがたくさんありました。もちろん人により違います。私が楽だった薬(抗がん剤)により、倦怠感で動けない人もいます。
「こんなこともあったよ」という感じで、これからも伝えていきますね。
味覚障害の症状があるときには、「食べたいものを食べたいときに、食べたいだけ食べる」でいいと思います。但し、治療が終わったら、私を含め、体重調整することが大事です。他の病気に罹患したら大変です。ピュアスマイルスタジオ
下澤純子