「全ての人が生きやすい世の中に」
2025年10月16日
ピアカルテ(ピュアスマイルスタジオ学生会員)の町田光瑠です。
みなさんは、「病を抱える人のために、自分にできることは何だろう?」と考えたことが ありますか? 障害を持つ方や病気と共に生きる方は、実は私たちの日常のすぐそばにいます。 街中でヘルプマークを付けている人を見かけたことがあるかもしれません。 私たちは医療従事者でなくても、「理解しよう」と思うことから、すでに誰かを支える一 歩が始まっています。
実際に、がん患者さんのお話を伺いました。 その中で、心に強く残った言葉があります。
「友達に病気のことを話せないのが辛い」
「先生との相性が合わず、通院が苦痛だった」
周囲の「理解」や「接し方」ひとつで、人の心を温めることも、逆に傷つけてしまうこともある。その違いが、その人にとっての“生きやすさ”を左右してしまうのだと感じました。
一方で、こんな声もありました。
「担任の先生や友達に理解してもらえる環境があって、本当に救われた」
「病院の先生が、私のペースに合わせて話を聞いてくれた」
「具体的なアドバイスをもらえて前向きになれた」
「先生と信頼関係が築けたことで、通院が楽しみになった」
また、入院中に「美味しいもの食べたい?」と何気なくかけられた一言が、どれほど心を 温めるか。
明るい雰囲気や普段通りの会話が病を抱える方にとって希望の光になることがありま す。
医療の現場に限らず、周囲の人の「理解」や「接し方」が少し変わるだけで、相手の世界の見え方まで変わります。人は“理解してもらえた”と感じた瞬間に、心がふっと軽くなる。 私は、その力を強く実感しました。

もし、あなたの大切な人が病気を抱えていたら、どう接しますか?「特別に扱う」のではなく、「いつも通りに接する」。 それこそが、何よりの支えになるのかもしれませ
私自身、将来は医療従事者として、患者さんから信頼される存在になりたいと考えていま す。そのために大切なのは「受け入れること」と「共感すること」。 声のトーンや表情、間の取り方、それらもすべて“受容”に繋がるコミュニケーションの一部です。私は将来、患者さんはもちろん、どんな人からも「この人になら話したい」と思ってもらえるような人でありたいと思います。
「全ての人が生きやすい世の中に」この言葉は、誰か特別な人だけのものではありません。 あなたの小さな気づきや、さりげない一言が、誰かの心を救うことがあります。この文章を読んで、「自分にもできることがあるかもしれない」と感じていただけたなら、それだけで、このブログを書いた意味があります。






