父のがん闘病記1:人間は自分の都合良く考える生き物

声優の遠藤章史と申します。

これから皆さんに、昨年の12月に父の膀胱ガンが発覚してからの日記を元に

体験談を語っていきます。

この中には、皆様自身やご家族が今後、ガンになった時、

現在、ガン治療をされている方のヒントになれば幸いです。

 

父は今年で85歳になります。

60歳で会社員を退職。系列の子会社に行く前は東芝の府中工場で働いておりました。

私が声優という道を進めたのも、両親が私を自由にさせてくれたおかげです。

しかし、父との関係は良好とは言えませんでした。

こどもの頃は力で押さえつけようとし、言いたいことも言えませんでした。

語り合うことはなかったのです。当然、心は開けません。

それでも自由にさせてもらっていたので、何とか関係を保っていられたといったところです。

 

ある程度、大人になると、父のワンマンで人の意見を聞かない態度にはイラつき、

一度は家も出ました。そんな間柄だったのです。

 

昨年、あたごクリニックというところに通っていたのですが、

突然、血尿が出始め、ガンかもしれないということで、

さやま総合クリニックという病院に紹介状を書いてもらい、泌尿器科で内視鏡を入れ、

検査したところ、膀胱内に大きなガンが発見されました。

 

後日、石心会病院から来ていた實重学先生が主治医となりました。

MRIでガンの大きさが何と5センチ近くであることが判明。

しかも、膀胱から外にはみ出しているとの結果に、家族三人、愕然としました。

それでも、先生は完治を目指すとおっしゃってくれました。

まさに、すがる思いであったのを今でも覚えております。

この時の父はまだ元気で、車も運転できましたし、自分のことはすべて自分でやれていました。

 

この病気がなぜ、こんなに進行するまで放っておいたのか。ここが重要です。

父に聞けば、おしっこをする時に、鈍い痛みはあったと言い、おしっこの色も変化しているにもかかわらず、食べ物の色だろうとか都合よく勝手に解釈していたのです。そこに大きな落とし穴がありました。

体調に変化がなくとも、いつもと違うなあと思ったら、すぐに対処した方がベターです。

何かしら病気が潜んでいるかもしれないからです。皆様もご注意下さい。

父もまさか、膀胱がやられるなんてと言ってました。

 

人生は自分の思い通りにはなかなかいきません。

この、「まさか」には、昔、お坊さんに習ったことがありました。

人生には上り坂と下り坂があります。その他にもう一つ坂があります。

なんだかわかりますか?その時は答えが出ませんでした。

それが「まさか」です。

トンチみたいな答えですが、今の状況はまさにそれに当てはまります。

ここから父の膀胱ガンとの戦いが始まります。

その道のりは、まさかの連続です。

そして、この先、父の現在進行系の闘病記を書いて行きます。

今後、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

著:遠藤章史
ナレーションを中心に芸能の仕事をさせていただいています。昨年から自宅録音での納品もしており、朗読、ナレーション、YouTubeやツイッターやブログ、フェイスブックなどのSNSでも発信中。父の膀胱がんが発覚してから様々な意見を取り入れながら思案・行動してます。父は認知症も患っており、排泄の粗相や、夜中と早朝の徘徊、時間に関係なく、人を呼ぶようになり、自宅での介護を断念。ショートステイを繰り返していましたが、現在は老人介護保険施設に入居しております。父の体力の回復、ガンと、どううまく付き合っていかせるかを模索中の毎日です。

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