がん専門医の押川先生のYoutube動画 ~がん患者は弱った体をどうやって取り戻す?【病院では教えてくれないがん治療のキモ2024】

2025年1月26日

理事のほりこしです。

「がんサバイバーシップ」という言葉をご存じでしょうか?

がんの診断を受けた後の生活、身体的、心理的その他様々な課題を、社会全体が協力して乗り越えていくという考え方だそうです。

がん治療は、手術の他に抗がん剤、放射線治療など、体に負担の大きいものが多く、それだけ身体的にも精神的にも削られてしまいます。その削られた心や体力をどう取り戻していくかが、実は非常に大切なことで、その後の人生に大きく影響を与えることとなるのです。

例えば、乳がんにおける放射線治療の場合、心臓血管系や肺への影響が知られています。酸素を体内に取り入れる機能が低下することにより、身体能力の衰え、特に階段を昇る時などに、その症状は顕著に現れます。

疲れやすい、きついからと体を動かさなくなれば、体力はどんどん落ち、何かあった時には対応できない体になってしまうのです。

食事に関しても、栄養バランスなどは二の次で、カロリーを採ることが重要となります。

何が正しいとか、何をやるべきとか以前に、まず本人が理解し、やる気にならない限り成果はでません。この部分が、大学病院や専門医にとってもあまり意識の向かない部分であり、がん患者さんがやろうと思ったことは、社会全体が制限を掛けず迎え入れるくらいの方が、失った体力や精神力を取り戻す力になるのではないでしょうか。

ブロックが掛かれば、その決断自体が大きなエネルギーの消耗となります。やりたいことをすぐに習慣化できるなら、その消費も抑えれ、その分前向きに活動することができると、私は思います。

本日の動画です↓ ↓ ↓

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