ピュア・スマイル・スタジオのホームページを開設します

2021年4月1日

ピュア・スマイル・スタジオのオープンに伴いまして、ホームページを開設します。

 

ピュア・スマイル・スタジオへの思い

『がん』になり、いつも元気に見られてきた私ですが、健常者からの見られ方、相手は無意識レベルのちょっとした差別、仕事がなくなる、など、マイナスなことに苦しんできました。そのことを訴え続けてきましたが、私一人の力ではどうにもなりません。
このようなことが、ピュア・スマイル・スタジオの立ち上げのきっかけへと繋がりました。

病気になることで、

私がオカシイと思うことは、「シモサワは病気だからオカシイと言っている!」と思われるようになってしまいます。
でも、誰からみてもオカシイものはオカシイと気づかせてくれた人たちがいました。

そうですよね。
基準は、“自分が健常者ならどう思ったのか”

このような考えに置き換えることでずいぶん楽になりました。

悲しいことはたくさん起こったけど、それ以上にプラスのことが起こっていること、治療が終わった今、治療と闘っている人に伝えたいです。このピュアスマイルスタジオもその一つです。

思うこと、考えることに個人差があって当たり前です。それでも誰かが悲しい思いをしたときに、共感する人が一人いるということは素晴らしいことです。それだけで人は強くなることができます。

ピュア・スマイル・スタジオは、助け合い、笑い合う、そして前に進めるような団体を理想としています。

 

差別されることが嫌だったけど、そもそも平等ではない

とにかく嫌だったのです 笑
今は仕事どころじゃないでしょ!お客さんをこっちに回して!って言われること。もう終わった人として見られること、これもまた相手にとっては無意識レベルなのかもしれませんが、死ぬ人という前提で見られることが辛かったです。

差別されることは、もちろん許せなかったのですが、そもそも健常者と平等ではないんですよね。2人に1人が『がん』になる時代なら元気な人にも知ってほしいです。治療がどんなに壮絶なものか、本当は分かりますよね。

私は、極力人前では笑っていましたが、抗がん剤という薬が初めて自分の体に入ってきた瞬間のことを一生忘れないでしょう。最初の抗がん剤は、赤い色でした。想像しただけでも怖いでしょ。5時間かけてゆっくり点滴で投与しました。ちなみに投与後のオシッコも真っ赤です。

副作用は、昔に比べるとだいぶマシになってきているようです。一番辛かったのは5ヶ月目ぐらい?あの倦怠感はなに?笑
初めて経験するようなダルさでした。足に重りを付けているような?
仕事に出かける道中は、まさにロッキーが筋トレしている曲が私の頭にいつも流れていました。

この曲です!同年代の人なら知ってますよね?
太りかえった今、この曲で筋トレしろ!って思われてしまいそうです。

こんなこと書いているからシモサワは元気だって思われたのでしょう。今さらではありますが、抗がん剤は私もキツかったです。

 

がんの人はもっと甘えていい

差別されるのが嫌であることと矛盾していますが、『がん』の人はもっともっと甘えてください。甘えられなかった私が後悔しているからです。もちろん、差別なく平等であることは大事です。それでも『がん』の人は、辛い治療をしています。または、辛い治療が待っています。手術する人も、放射線治療する人もいます。どんどん医学が進み、副作用も緩和されていくはずですが、それでも、ハゲになる気持ち、想像できますか?自分に置き換えられますか?それだけでも十分、健常者よりハンデです。これが、なかなか伝わらなかったことでもあります。今の段階では、抗がん剤の副作用の脱毛を改善する方法はまだありません。
お金だってかかりますよね。だから少しも平等ではないのです。

周りにもっと分かっていただくためにも、辛いときは辛いと言いましょう。もっと甘えることで、頼られた方も嬉しいようですよ。

ピュア・スマイル・スタジオを通じて、病気の人も、健康な人も隔たりなく一つになれることが理想です。

 

社員、会員も、そうでない人も、毎日このサイトを見ることが日課になることが理想

今度はこんなイベントがあるんだ・・・・
自分はこの人の相談に乗れるかも・・・
同じ経験している・・・・
この人に連絡が取りたい・・・

このサイト一つで、どこまで実現できるのか分かりませんが、それは運営側の努力です。私の苦手分野ではありますが、理事、社員を巻き込んで、少しずつ、理想のサイトに作り上げていきます。

明るく、前向きに進みだせる、法人ピュア・スマイル・スタジオを作っていきます。
みなさまの応援、協力なしではできません。

ピュア・スマイル・スタジオを、どうぞよろしくお願いします。

記事:下澤純子

 

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