銀行が主催?乳がんの補償を無料で進呈
2021年4月5日
こんにちは。ピュアスマイルスタジオの下澤です。
もうずいぶん長い間取引のある銀行から、封書が届きました。一見【無料で乳がんの補償を持てる】という超魅力的な内容に見えます。いずれにしても、もうがんを発症している私には無縁のことなのですが、職業病ですかね。とにかく気になります。
このような封書が送られてきました。
みなさんは、銀行や保険会社から送られてくる封筒を、開けずにポイっと捨てたりしていませんよね???
限られたお客様だけに
私に送られてきたということは、私も限られたお客様ということになります。
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拡大するとボケます。
乳がんはとても多いから補償が必要ということが書かれています。
2年間の補償期間中(90日の免責期間はあります)に乳がんにかかった場合、診断金がもらえるというものです。それも保険料は銀行が負担します。
思いましたよ。
なぜ2年前にこの封書を私にくれなかったの???長いこと、取引しているのに!ちょっと怒りモード。
だって、乳がんになったら診断金50万ですよ!・・・・・・とよく見たら、50万でなく、5万円でした。
なーんだ・・・!(^^)! ホッとしてしまいました。
2年の間に、乳がん(限定)になったら5万円です。入院しなくてももらえると書かれています。
銀行のメリットって何?
ここが気になるんです。
まず、「保障」ではなく「補償」という時点で、生命保険ではなく損害保険の商品であることが分かります(そうなんですよ、ややこしいですよね)
この文書を読んでいくと、こちらの銀行は、某保険会社(損保会社)の代理店であることが分かります。では、なぜ乳がんになったら5万円の補償をむ無料で勧めるのでしょうか。
有料の商品への誘導でした。確かに無料と聞けば、振り返る人は私だけではないでしょう。
その有料の商品は、決して悪いものではありませんでした。
ちなみに内容ですが
- 先進医療2000万円
- がん診断一時金50万円
- 女性特定疾病入院日額4000円
これだけ。とてもシンプル。先程、無料のだけど5万円かぁ!とテンション下がった直後の50万円は魅力的です。
私の年齢で(54歳)1070円です。
なぜ、こんなに安い?
こうなると、また気になるんです。
やはり、安くないですか?さらに読み進めてみました。「保険に加入する際には重要事項説明書をきちんと読まなくてはいけない」というものがあります。担当者がいない、今回のような郵送でのやりとりの場合は特に注意しなくてはいけません。
重要事項説明書まで読むと、安い理由が分かりました。2つあります。
- 10年だけの補償であること(でも10年は1070円でいけます!)
- 医学上重要な関係のある病気に契約前から罹患していて、がんなどになった場合は給付の対象外であること。どういうことかというと、例えば、最近増えている子宮頸部異形成に、契約前に罹患していたとします。加入してから子宮がんになった場合で子宮頸部異形成に起因する場合は給付されません。ほとんどの場合、起因すると思われます。問題なのは、加入するときの告知書に、「子宮頸部異形成ですか?」というような項目が見当たらないことです。子宮筋腫はあるんですけどね。項目になければ加入できてしまいます。
告知欄に項目がなく、加入できても給付されない場合もあるということです。
でも、それにしても安いです。加入するもしないも、あなた次第です。
この封書からの学び
2つあります。
- 銀行や保険会社から封書が届いたら、ます開けましょう。一応読みましょう。捨てるのはそれからです。自分にとって、メリットのあるお知らせがあれば、すぐに返送しましょう。今回の場合は、無料で乳がん限定5万円です。知っていて得すること、知らずに損することばかりです。
- 契約などをする場合は、必ず重要事項説明書まで読みましょう。読んでも理解できない場合は、詳しい人に聞きましょう。
今回の場合、重要事項に書かれていることまで納得して加入するのであれば、全く問題ありません。
正しいことへの納得、大切なことです。
ピュア・スマイル・スタジオ
下澤純子