がん専門医の押川先生のYoutube動画 ~抗がん剤のしびれ対策の薬は何?~

抗がん剤による副作用は個人差があるようですが、私の場合は、脱毛から始まり、なんとなく気持ち悪い、味覚障害、ものすごい倦怠感、そして「しびれ」でしたかね。

今、この2年を振り返り、一番しんどい副作用が「しびれ」でした。「しびれ」でしょ?そのくらいならねぇ、スニーカーでいいじゃんと、よく言われてきたし、我慢できないほどの副作用でもありません。それでも「しびれ」が一番大変だった理由は、最後の抗がん剤から8月末で2年になるのに、未だに残ってしまっているからです。

地味な副作用でありながら、かなり強烈!!

言葉にしないと健康な人には伝わらない。これも言われることなので分かってはいるのですが、表現が難しいんです。

足に関しては、1時間正座をして立ち上がった瞬間の、あのイヤーな感じがずっと残っています。想像してみてください。パンプスなんて履けないでしょ?

感覚がないからよく転びます。電車、バスで、誰かに席を譲らないためにヘルプマークをバックに付けていると書いたことがありますが、単純に、この足で立っていることが不安なときがあります。感覚がないと、いろんなものにつまずきます。

手に関しては、ペットボトルのフタが開けられないのはもちろんなのですが、飲み終わったあと、ラベルがはがせません。レジでお財布の中のお札が1枚なのか、2枚重なっているのか感覚がないです。小銭も掴みにくいので超焦ってしまいます。いつもあたふたです。新聞や本をめくりにくいです。

料理?長年の勘で包丁使ってます。

まぁ、日常生活は送れるともいうし、困難とも言えます。

1時間正座をして立ち上がった瞬間という表現が、健康な人には分かりやすいようです。
少し良くなってきてからは、「しびれ」の位置が先端になってきました。肉球がついているようなイメージです。それか、足の指先に墨を踏んでいるような感覚←さっぱり分からなくなってきたと思います 笑

そんな私が飲んでいるのは、当初は、動画にも出てきた “リリカ” 今は、“タリージェ” という薬です。私は効いています。というのは、飲み忘れると、ジワンジワン「しびれ」に攻撃されてきます。

この地味な副作用も、みなさんに知ってほしいな~と思い、今日はこの動画を選びました。

 

ピュア・スマイル・スタジオ
下澤純子