がん専門医の押川先生のYoutube動画 ~女性がん経験者のセクシャリティについて~
女性がん経験者のセクシャリティにつていは、悩んでいる人が多いのに水面下のような気がします。
この動画、待ってました!
押川先生と、産婦人科医の高橋怜奈先生の対談liveです。チャットの数もすごい!
少し長い動画ですが、見ていただきたいです。
三大欲求の、性欲、睡眠欲、食欲?
私は、食欲に全エネルギーを使ってしまってます。
なぜ、この動画に興味を持ったのかというと、私自身が悩んだ時期がありました。セックスそのものというよりも、がんになってからの周りの目です。
あー、ひとって他人のセクシャリティに興味深々なんだな~と思ってしまいました。
「ご主人はどうなの?胸がなくなるのにご主人は本当に大丈夫なの?」
今、振り返っても、この言葉って本当に必要だったのか疑問です。ケンカっぽくなれば、あなたを心配して言ってるのよー!になってしまうし。
抗がん剤でハゲてるのにセックスするのかしら、とか、胸に傷があるのに本当にできるのかね、とか思われてるんだろうな~って、こちらも余計なことまで考えてしまいます。
そんな経験をし始めたのはもう2年前ですかね。
この動画を見てよかった。やはり、「傷を見られたくない」とか、「痛い」とか、がん経験者のセクシャリティの悩みは多くあります。
「傷を見られたくない」に関しては、手術の翌日に、病室で直接夫に聞きました。
“私の胸、見る自信ある?”
当然あるよ。
即答でした。
私が、それより悩んだのが、「痛い」の方です。
もう7年ぐらい経ちますかね。
子宮腺筋症という病気で子宮を全摘出しています。
そのあとから、明らかに自分の身体に変化がありました。
「痛い」
そうすると、当然嫌になります。
でも、この動画で初めて分かったのですが、使ってないと萎縮してしまうようです。
そんな人のための『潤滑ジェル』の紹介もありました。
今だから平気で書けていますが、当時、ホームページに、このことで言葉にするのも気持ち悪くなるような書き込みをされ、実は相当凹んでました。
この動画でのポイントは、パートナーとのコミュニケーションがすごく大事であること。
「どうしてほしいのか察してほしいの」ではなく、言語化して伝えることが必要とのことです。
「どうしてほしいのか察してほしいの」は、まさに私でした。
最後に押川先生がおっしゃっていたのですが、反対の立場だったら、自分の夫が罹患したら、どう考えますか?
その言葉で楽になった人は多いでしょう。
それと、病気になった今の自分を好きでいてくれる人が本物ではないでしょうか。これは自分が思ったことです。